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Concert Memo: Peter Gabriel [Concert 2013]

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2013年9月30日 月曜日 20:30
場所:Ziggo Dome, Amsterdam
座席:ブロック208 9列 247番



このツアーのタイトルとして冠された「Back to Front」という言葉は「服を後ろ前に着る」時などに使うイデオムだが、「ミュージシャンとしての前線に戻ってきた」という意味も掛けているのだろう。公式ロゴはアルバム「So」のデザインを裏返しにしたものだ。バンド・メンバーもオリジナルのSoツアーと同じで、Tony Levin、David Rhodes、そしてManu Katche。正直に言ってハンパないレベルの懐メロ臭が漂っている。先日のRoger Watersとこれほどに印象が違うのはナゼだろう。

予告では20:40からの開演とされていたのだが、ガブがステージに現れたのは20:30頃。観客席の照明は点灯したままだ。オランダ語を交えながら(英語ネイティブの人が話すオランダ語は必ずドイツ語訛りになるのはナゼだろう)がひととおりの愛想を振りまいた後、Tonyと二人で演奏を始めた。客席照明はまだついており、妙にカジュアルな雰囲気だ。聞き覚えの無い曲。

続いて入場してくるメンバーを一人一人紹介。上記メンツの他に、キーボードと2人の女性コーラスもいる。わりとコンパクトな編成。ステージ上の仕掛類も最小限だ。Come Talk to Me。アコースティックで明るい演奏。原曲が持っていた、悲壮感を背景にした爽快感、といった印象は完全に消失している。続いてShock the Monkey。観客に手拍子を求めるガブ。うーん、このノリはちょっと、どうよ。ある程度予想していたとはいえ、ここまで露骨に懐メロにされると悲しくなる。いつかホールの照明が消えていた。

Family Snapshot、Digging in the Dirt、Secret World、Fishing Net。マヌ・カチェのスネアは突き抜ける様な歯切れの良さ。レヴィンは最も好きなベーシストの一人で、特に彼が「ドラムスティック・ベース」と呼ぶ奏法を使う際の躍動感は相変わらず素晴らしい。ガブの声も、もっとダメかと予想していたが、それほどでもない。という具合に、個々のパフォーマンスを見れば悪くないのだが、しかし総体としての演奏はかなりヒドイ。

No Self Control、Frontiers、Solsbury Hill。アリーナの客の一部が立ち上がって踊り出した。(そういえば今日のアリーナは立ち見じゃ無くパイプ椅子が用意されている。そうと分かっていればアリーナのチケットを取るんだった。)次は新曲のWhy Don’t You Show Yourself。ステージ機材や演出はやはりシンプル目で、中途半端な印象だ。徹底してやるか、あるは全く何もしないかを選んだ方が良かったんじゃないか。

ここからの「第3部」は「So」の再現演奏。冒頭のRed Rainでいきなりズッコケる。ちょっとゆっくり目のテンポで始まった演奏は完全に迫力不足。カチェのフィルはビシバシと決まるしレヴィンのベースもけっこう暴れてるのに。まとまりの問題か、あるいはガブの歌に覇気が無いのか。That Voice Againでレヴィンのチャップマン・スティックが登場。次に演奏されたのはMercy Street。オリジナルではなく、リマスターCD以降の曲順だ。

Big Timeの歌がかなりキツそうなガブ。もたついて引き摺るような演奏。こんなに印象が悪くなる理由はいろいろあるのだろうが、ひとつ気付いたのはピアノの音だ。CPではなく生のグランド・ピアノを使っているため、音色に軽快感が無いのだ。本編最後はIn Your Eyes。ミドル~スローテンポの曲は、わりとましに聴ける。アンコールはThe Tower That Ate People、そして最後のBikoの演奏を背後にしならがホールから退出。死ぬ前に生ガブを見ることが出来たのは嬉しい。でも複雑な後味が残ってしまった。

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